現況優先と説明しておけば、大丈夫?

不動産広告チラシを作成していると、表示規約に反しているかどうなのか、自分の知識だけで判断できないときがあります。

そういう場合、不動産公正取引協議会連合会(以下「公取協」)に問い合わせをし、指示・指導を求めます。

公取協も不動産広告等の相談事例をホームページにて公開しています。今回は、その中からピックアップした「question and answer」のお話しです。

Q「現況と違うイメージパースがあります。現況と異なる場合は現況を優先することとします…… という文言で先に説明しているのだから、使用してもいい」

これは問題か?問題ではないか?

A問題あり!
『現況優先』と記載したとしても、使用してはダメです

公取協の回答は上部に載せた画像の通り。

※クリックで画像の大きなものが見られます

きちっと、表示規約第23条第1項第42項に記されています。

公取協の講義に参加したとき……同業者さんで、こういったパースの類の質問をしているのを見かけたことがあります。

「現況優先って書いておけば、実際はなんとかなるんですよね?」とか、「他社でやっているのを見かけるのだけど、違反にしないんですか?」とか。

「結局、どうしたらいいんですか?」と、詰め寄るシーンも見たことがあります。

その時の公取協職員の言葉が印象的でした。

「たとえ『現況と異なる場合は現況を優先します』と書いたとして、それは「免罪符」ではありません」

本当は、その続きも公取協職員は、きちっと理論的に説明をしていらっしゃったのですが――きよの子はピシャーンと頭の中に雷でも落ちたかのような驚きで前後不覚になっておりました。すみません、大切なところで^^;

ここから先は私個人の超個人的な考えなので、流し読みぐらいにしていただければ……

イメージパースが綺麗すぎるんだよぉ!

そら、使いたくなるという気持ち、分からなくないです。

水彩画でパース作成する業者に、依頼を出していたことがありました。今はパソコンで、まるで本物の写真のような出来のものまで――

昨今、急激に飛躍した物事のデジタル化。イメージパースについての規約も、そのしわ寄せのように感じます。

出典:首都圏不動産公正取引協議会発行【公取協通信第302号】より引用