2019年1月4日~6日に新聞折り込みをした、
お正月号(D2サイズ広告)ができるまでを何回かに分けてお話しします。
今回は連載7回目!「うら面作成3:曜日ごとにやること」です。

▲お正月号は(大雑把に)上記スケジュールで進行しました
***
連載7回目、前回の記事では――
横浜支店のお正月号うら面の48コマ分を例に挙げ、チラシに使用する素材の作成時間を計算しました。
素材作成するだけで26時間30分かかるという衝撃的な数字!!
今回は声を大にして言わせてください。
チラシの作成は時間がかかります。
すぐ・簡単に・ちょっぱやで作れる……ものでは、ない、のです!!

▲物件の概要・素材・コマのデザイン等を、これだけ盛り込むのですから
「遅くない?そんなに時間かかるの?」 (おまたせしてしまい、申し訳ありません)
「10分で間取図作って」 (急ぎますけれども3~40分程お待たせすること、ご了承ください)
と、このようなことも、あったり、なかったり……
この記事を読んでもらいたい。間取図1個でも作成するの想像より時間がかかるんです、と知ってもらいたい。
すみません、逸れてしまった話を戻します。
間取図等の素材部分に着目しておりましたけれども、不動産を広告するのに大切なものがもうひとつあります。
物件の『概要』です。
概要、とは
全体の要点をとりまとめたもの。大要。あらまし
(デジタル大辞泉より)
辞書で調べた意味で、きよの子は使用しておりますけれども「不動産公正取引協議会連合」が配布している冊子には出てこなかったので、こちらもアサヒクリエイション内での呼び方のようです。会社によっては、概要とも違う呼び方をしているかもしれません。
▼この記事のために作成した架空の文字コマです

概要文とキャッチコピーを入れた「文字コマ」に、間取等の素材を足すと「素材コマ」のできあがりです。

▲素材コマのイメージ図
横浜支店のお正月号では「素材コマ大サイズ1個」「素材コマ小サイズ36個」使用されていました。
計、素材コマだけで37件分。
物件の概要を、タカタカカタカタとパソコンで入力し、素材を作成してコマに入れる。それを37個分やったということになります。
入力には5~10分程時間を要するとし……
けれども、記載しないといけない項目が多い物件は、もっと時間がかかってしまうでしょう。
1日7時間、週5日勤務の2/3を、間取等の素材作成で使用している計算を前回で出しました。
おおよその残りは、この概要(キャッチコピー含)を入力に時間を使います。
※注意
きよの子は校正側の目線のため、デザイナーが丹精込めて作成している
デザインの部分を、失礼ながらすっ飛ばして話をしています

1:完成したコマを集めて印刷したら、校正が原稿と照らし合わせて赤を入れます。
2:数字の打ち間違い、抜けていた必要事項、使用してはいけない文言等のチェック。
3:正が終わったものをデザイナーが直します。
金曜日から月曜日、デザイナーと校正のやりとりの大きくは上記の3点。
あと……
0:過去にコマ・素材を作ったことのある物件がチェックをする(校正が受け持っている仕事)が、あります。
正確には、この物件のチェックを1番より初めににやります(ゆえに0番をつけました)
次回予告!
「うら面作成4:金曜日にやること」
金・土日・月・火曜日と、曜日ごとの作成の流れです。
*お正月チラシができるまで 全12回*
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