2019年1月4日~6日に新聞折り込みをした、
お正月号(D2サイズ広告)ができるまでを何回かに分けてお話しします。
今回は連載10回目!「うら面作成6:月曜日にすること」です。

▲お正月号は(大雑把に)上記スケジュールで進行しました
***
月曜日は、金・土・日でやったことの縮小版を、
1日で繰り返し・完結します!
金曜日にやること
・各店舗より、チラシに掲載する物件の原稿が届く
・原稿の素材をチェックをする・新規作成の素材を依頼する(校正担当者)
・依頼していた素材の納品チェック・校正・修正、使用するデザイナーに渡す
・コマの作成開始(デザイナー)
土曜日・日曜日にやること
・各店舗より、チラシに掲載する物件の原稿が届く(金曜日に来なかった分)
・原稿の素材をチェックをする・新規作成の素材を依頼する(校正担当者)
・依頼していた素材の納品チェック・校正・修正、使用するデザイナーに渡す
・デザイナーが作成したコマを校正する(校正担当者)
・校正されたコマを修正する(デザイナー)
・すべてのコマの校正・修正が終わったら担当店舗にデータを送る(デザイナー)
▼そうして完成した、チラシのうら面(初稿)

――がっ!!
1晩(または2晩)で、消え去ります
店舗から、ご成約済みの物件の掲載中止、新たに売買仲介を頼まれた物件の掲載、価格の返答、分譲住宅の現在の販売数の変更……などなどの変更が来ます。
それが月曜日の業務の、ひとつです。
きよの子たちは「差替」が来た、差替原稿が来た、という感じに言っております。
初稿から物件が差替えられるから――はい、単純な呼び名です(分かりやすいことが一番だと思う)
▼物件の差替・変更のイメージ図

私達は社内カレンダーにて休日を取っていますけれども、世間では、土日休み(暦通りの休み)で休日を取る人が多いのではないのでしょうか。
休みの日にマイホーム探しをしよう、引っ越しの準備をしよう、相続した土地を売ろう、などなど。
一戸建・マンション・土地等、不動産の市況が活発になる曜日でもあります。
土日を経て、月曜日。
チラシに載せようとしていた物件に価格変更等の「差替」をするのは必須と思っています。
新しい情報を消費者にお送りすること。ご成約済みとなり販売が不可能な物件を載せていることは、規約違反にもなります(不動産広告の実務と規制12訂版より)
月曜日にやること
★各店舗に確認してもらっていた「初稿」段階のチラシに「差替」をすること
(各店舗より、差替えの原稿が来る)
・原稿の素材をチェックをする(校正担当者)
・差替分のコマを作成・紙面を最新のものにする
・コマを校正&コマを修正する
★差替業務が終わったら、各店舗にデータを送る
★紙面を確認した店舗よりOK(校了)をもらう
星マーク(★)を付けたところが月曜日独特の業務ですけれども、それ以外は金・土・日で行ってきたことと同じ……縮小版というわけです。
※差替の数は、初稿の数より少ないので、縮小版。
まれに「全コマ差替」という指示がくることがあります。
全部を最初からやり直すことになるので、制作側としては泣きたくなる月曜日になります(残業確定)
そんなこんなを乗り越えて――
「店舗よりOK(校了)をもらう」ことができたらば、月曜日の業務は終了。火曜日に続きます。
次回予告!
「うら面作成7:尻に火が付く火曜日」
終わりよければ、すべてよし。
*お正月チラシができるまで 全12回*
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