2019年1月4日~6日に新聞折り込みをした、
お正月号(D2サイズ広告)ができるまでを何回かに分けてお話しします。
今回は連載11回目!「うら面作成7:火曜日にすること」です。

▲お正月号は(大雑把に)上記スケジュールで進行しました
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新聞折込チラシ作成最終日、火曜日のお話しです。
前日の月曜日に物件情報を新しいものにして(差替・価格変更等をして)店舗側の責任者に「OK」をもらいました。
この紙面でチラシを発行していいですよ、の「OK」です。
さあ!
印刷所にチラシのデータを送りましょう。
とは、いきません!
店舗側からのOKを貰ったあとで、出来ることならばこのまま印刷してしまいたいところなのですけれども。
改めて目を通すと、
誤字脱字・規約で使用できない言葉・使用した素材と物件概要との矛盾・デザインに崩れがあったり……作成時に見落としていたものが出てきます。
店舗側の意向に沿い――しかしながら、不動産広告のルールに違反していないかをチェック・修正をします。
これをアサヒクリエイション内では「形式チェック」と称して呼んでいます。
火曜日は、この「形式チェック」と「最終チェック」
デザイナーは「RIP確認」というのもしていまして、チェック!チェック!チェック!の、曜日となります。
▼形式チェックで使用する表

校正担当が使用しているもの(大きな紙)
デザイナーが使用しているもの(小さな紙)
校正から1名・デザイナーから2名・外部に依頼している校正(多分)1名……
チラシ1店舗分に対して、計4人の「形式チェック」が行われます。
コマの数・デザイン等に左右されますけれども、
1枚チェックするのに(校正側が使っているもので)平均1時間半かかります。
▼順番待ちのチラシたち(イメージ)

※お正月号の時のものを撮っていなかったので、過去の写真を引っ張ってきました
12店舗分のチラシ×校正1人+デザイナー2人=36
アサヒクリエイション内だけで形式チェックは36回行われるため、順番待ちは必須です。
火曜日になるたび、きよの子が思うことは「3つの顔・3つの頭脳・3対の手が欲しい」です。そうしたら3倍速で仕事ができると思う。
形式チェックが終わったものから、内容の確認・修正等をします。
概要の数値で矛盾が出たら、原稿を引っ張り出してきて再確認をするのはしょっちゅうのことです。
私たちはクライアントの要望で不動産広告チラシを作成しております。けれども、同時に一般消費者のための不動産広告チラシの作成でもあります。
――偉そうに言ってみました。
単純に、消費者を騙すような(悪徳な)チラシを作ってはいけません。作ってはいません。と、言いたかっただけです^^;
それゆえに36回のチェックをしているのです。

形式チェックを終え、内容の修正も終わったらば「最終チェック」です。
本当の本当に最後のチェックです。
形式チェックの内容は修正されているか(形式チェックの内容が間違っていることもあるので、そこも確認する)
直っていたら、紙面データはゴールテープが見えてきました。ゴールまで、あと少し!
その先に、データを印刷会社に送る・RIP確認(印刷会社からこれでいいですか?みたいな確認のデータ)やらを経て――事務所での広告作成は終了になります。
送られた新聞折込チラシのデータは、印刷会社で印刷される→新聞等の折込先へ運搬→各家庭へ、という感じになります(ざっくり)
もちろん印刷枚数・折込の指定等々の手配も行います。
今回の連載はD2チラシ作成の、おもて面・うら面に焦点をあてていたので、そこの説明はざっくり割愛させていただいております。
次回予告!「最終回:総括みたいなもの」
終わりよければ、すべてよし……で、終れれば、すべてよし。
*お正月チラシができるまで 全12回*
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