特定用語の使用基準:新築

こんにちわ。きよの子です。

不動産用語、建築用語、法律用語、印刷用語、などなど。。。
業務中に、いく種類かの「用語」に関わることがあります。

不動産の広告にも、使っていい用語・使えない用語・条件を満たせば使える用語というものがあります。 今回は、そんな不動産広告での『特定用語の使用基準(用語の意義)』のおはなしです。


『新築』

1:築後1年未満
2:居住の用に供されたものがないもの
上記の2点を満たしていないと『新築』という用語を使ってはいけません。

たとえば――
建築後1年を過ぎたけれど、買い手がついていない住戸は、未入居戸建住宅、戸建住宅、未入居マンションという風に表記を変えます(列挙したのは一例です)

築後1年経過していなくても、購入→買主が住む→売却となったら『新築』ではなく中古。2番目の「居住の用に供されたものがないもの」の、条件を満たしていないからです。

さて。ここで日常生活で聞きなれない言葉がでてきました。
「居住の用に供されたものがないもの」とは、どういうものを指すのでしょうか???

言葉を変換してみます→「住むという使い方をされたもの」
という風にしたらば、固い文章が若干柔らかく分かりやすくなるかと思います。

「住むという使い方をされたもの」
・購入者が住む
・買い手がつくまで民泊として住戸を使用する
・売主や不動産スタッフが寝泊りする(ないと思いますが…)
という事柄が当てはまります。

誰も住んでなく(住む使い方をされていなく)、建築後1年未満の家(マンションなら部屋)、それが『新築』
それを念頭に置いていただいて……以下の設問を解いてみていただきたい!きよの子が校正の仕事をしているなか、頻度は多くないものの実際に来る質問です。

新築一戸建を購入して登記はしたものの、住む前に、まもなく売却することになった家は『新築』でしょうか?中古でしょうか?

登記とは――
誰が持っているのか等の情報を、国が公の帳簿(登記簿)に記録し、またその形を地図に記録し、これを誰にでも公開する制度です。
(日本土地家屋調査士会連合会ホームページより引用)

一度買われたものを売るのだから……
住んではいないけれど……

正解は『新築』です!!

誰かのものになっていたのだから、中古戸建(もしくは未入居戸建)だろうという……と、思う方が多いです。
私も、最初はそう思いました。違和感を感じるかもしれません。私も、しばらくはそうでした。
しかしながら……

『新築』という用語を使う条件
・購入したのは新築一戸建&まもなく売却→→→築後1年未満★OK★
・住む前に売却→→→居住の用に供されたものがないもの★OK★
1と2の条件を満たしているので『新築』と使えるのです。

うーん、ややこしい^^;
そんな、不動産広告での『特定用語の使用基準(用語の意義)』から『新築』についてのお話しでした。

☆引用文献☆
『不動産広告の実務と規制12訂版』株式会社住宅新報社発行

☆関連リンク(別窓が開きます)☆
日本土地家屋調査士会連合会ホームページ